福岡県 福岡市 外壁塗装・屋根塗装 グランドデザインです。
今回のブログでは、工事予算が無くてもやってはいけない7つの事をご紹介していきます。
福岡県 福岡市 外壁塗装
外壁塗装、屋根塗装をしないと家は劣化していきます。
外壁塗装の予算が確保出来ない という理由から、前回の塗装工事から(もしくは家を建ててから)10年以上経過しても
外壁塗装を考えない方が多いですが、塗装工事を後回しにするような自体は絶対に避けましょう。
外壁が劣化しているのにも関わらず、外壁塗装をしないという事は確実にマイホームを蝕んでいきます。
クラック(ヒビ割れ)や、チョーキング現象などの目に見える劣化現象が外壁に起こっている場合は、
そろそろ塗り替えのタイミングだな、と考える機会が出来ます。
しかし、目に見える劣化現象が起きてなく、見た目が綺麗な外壁の場合
外壁塗装をしようという考えには至りにくい方が大半なのかもしれません。
10年以上の間、外壁塗装を行っていない状態でマイホームを放置していると、
紫外線や雨風にさらされた外壁の上の塗膜劣化が進行し、保護されていない状態の外壁がむき出しになってしまいます。
その様な状態でも、更に塗装工事を行っていない場合に 外壁そのものが劣化してしまうのです。
劣化するまでの期間は、今塗ってある外壁塗料の期待耐用年数にもよりますが、1つの目安として10年と考えておきましょう。
格安業者にお願いするのはきわめて危険
外壁塗装業者の中には格安で工事を請け負ってくれる格安業者というものが存在します。
通常70~80万円は掛かるであろう工事でも、40~50万円しか掛からない等と言った業者が格安業者と呼ばれます。
外壁塗装は元々の価格が高額なので、格安な程よいと思われがちですが、
安くするには必要な工程・必要な塗布量を削る工事になり、格安の業者は必要な工程をきちんと行っていない可能性が十分にあります。
主に、格安塗装業者が謳っている「外壁塗装を格安で出来る理由」として
◆ 大量仕入れにより材料費を安くおさえている
◆ 訪問営業などのシステムを削り、人件費をおさえている
などがあります。
しかし、これらの理由だけでは格安で施工ができる理由としては不十分な理由が2点あります。
➀外壁塗装用の塗料は、大量仕入れで大幅に安くなるものでもなく、メーカーからの仕入れ単価はどこの業者もあまり変わりません。
➁人件費に関しましては 誰しもが知っている 各都道府県で定められた最低賃金と言うものがありますので、
それ以上安く済ませる事は出来ません。
ただ、格安業者=手抜き業者という訳ではありません。
現実、費やすべき必要な時間や工程を省かないといけなくなるのです。
しっかりと業者さんのお話しを聞き、見極めていく事が大きなポイントになります。
時間が無いからと言って焦って契約をしてはいけない!
外壁塗装工事をする業者を選ぶ際には、ゆっくりと余裕を持って選ぶ事が求められます。
もし相談していた業者が悪徳業者(手抜き業者)だった場合、外壁塗装の状況を正しく理解せずに、
出来るだけ早く工事した方が良いと焦って契約してしまうのは悪徳業者の思うつぼです。
悪徳業者は「今すぐにでも工事を行わないとお家の雨漏りが進み、建物が明日にでも悪くなりますよ」等と、すぐに契約するように煽ってきます。
しかし、外壁の状況はゆっくりと変わっていくものですので、そんなに直ぐに急変するという事は、ほとんどありません。
時間がないと思い、焦って契約してしまうのは、冷静な判断力に欠け、
多少相場よりも高めの工事であったとしても契約してしまう恐れがあります。
悪徳業者は、焦る心につけ込むのがとても上手な上、予算を出来るだけ安くしたいと思う人の心にもつけ込みます。
例えば、通常なら屋根・外壁塗装工事が200万円のところ、本日中に契約して下されば100万円にします、
と言われた場合、非常に安く感じ契約してしまうかもしれません。
もし、この様なお話しを持ちかけられたら 悪徳業者の可能性が高いので、一度冷静に判断をし、
そこの業者にはお願いせず、他の業者を探すことをオススメ致します。
そもそも、優良業者であれば その日のうちに契約をするだけで100万円の値下げというのはあり得ません。
何故なら、業者にとってのメリットが一つもないからです。
本当に200万円かかる工事の場合、100万円の値下げを行えば、単純に100万円の赤字になってしまいます。
もし、赤字を回避するのであれば、100万円分の手抜き工事を行わなくてはなりません。
その様な業者を、優良業者とは呼べません。
そして、もう一つ考えられる理由としては、破産寸前の会社という事です。
ご相談されている業者が普通の業者だとしたら、
100万円の赤字覚悟でもその日のうちに契約を結ばなければ、会社の経営が成り立たないという事になります。
というよりも、もう既に成り立っていないという事になります。
ですので、時間が無いからと言って 交換条件と共に 明らかに大幅な値下げを提案してきたり
何か違和感のあるお話しをされた時は、相手の言いなりにならずに 一度落ち着いて考えましょう。
工事の工程を省くと数年で塗装がはがれます。
高圧洗浄や下地処理・養生など 外壁塗装で必要な工程を省いてもらい、外壁塗装を出来るだけ低予算で工事を行うと、
塗料がしっかりと外壁に密着せず、数年で外壁が剝がれてしまう 等といった失敗を招いてしまいます。
例えば、外壁塗装の為の予算がないからといって、
〇 2回行わなくてはならない上塗りを1回で終わらす
〇 高圧洗浄を不要といって行わない
〇 足場代が勿体ないからはしごや脚立で作業をさせる
〇 コーキング工事だけ自身で行う
などです。
上記のような事は絶対に避けて、業者さんに全てお任せするようにしましょう。
相手が優良な外壁塗装業者であれば、色の希望などだけを伝え、作業工程の説明だけをしてもらい
工事の工程については、その業者のやり方で行ってもらうのが良いでしょう。
塗料の寿命を最長に引き伸ばし、長期にわたり外壁を保護する為に良い方法となります。
良い業者は家の状況をしっかりと確認し、周りなどの状況も把握しながら、適切に工事を行ってくれます。
お客様に必要以上のお金を請求し、不当に儲けるという事はございません。
それなのに予算の都合といって素人判断で安く済ませようとすると、せっかくの工事が勿体ない事なってしまいます。
また、悪徳業者は 逆に「この工程は省くことでお得に出来る」等と、
巧みな話術で そそのかしてくる可能性がありますので、工事の工程に関してはしっかりと予習をしておきましょう。
低品質のものを使う施工は家の寿命が縮める
グレードが低い塗料は寿命も短いもので、例えば、塗料のグレードで一番下に分類されるアクリル系塗料などを使うという事です。
そもそも使用塗料の代金が外壁塗装工事の全体に占める割合は2~3割程なので
塗料の値段が多少高くなったとしても、全体の工事費用にそこまで影響を及ぼす訳ではありません。
なので 予算とグレードを考えながら、出せる範囲で出来るだけ長く外壁を保護してくれる塗料を選ぶことをオススメ致します。
予算を安く、と言う理由で最も安価な塗料にしてしまうと、5~8年で塗装が劣化して剝がれてきてしまいます。
という事は、外壁が守られている時間が短いということで、家はどんどん劣化してしまうのです。
グレードの一番高い塗料を使用しましょう、という事ではなく
低コストに抑えたいからと言って、一番安い塗料を使用することは、長期的に見ると返って高価になります。
グレードの高い塗料は1度の施工では高く感じますが30年間隔でみると安価です。
先ほどもご説明致しましたが、グレードを上げた事により、工事全体の価格が上がるという事ではございません。
家の状況に合わせて適切な塗料を使用する為、今現在の予算の状況を伝え、家の寿命までという長期的な見通しの元、
業者さんや専門家とご相談しながら、使用する塗料を決めていきましょう。
また、屋根だけ、外壁だけの「部分的な補修」は最終的に高くつく
外壁塗装を行う時は基本的には外壁、屋根と合わせて工事するのが一般的で、
その方が足場代などを纏める事が出来るので、安く済ませることができます。
それを、外壁だけ塗装、屋根だけ塗装、コーキングの交換だけで工事を終わらせようとすると、
外壁のみの工事の為に足場を組み、屋根の寿命が来た際 屋根のみの塗装の為に足場を組む必要があるので、単純に2倍の足場代がかかってしまいます。
それに、使用している塗料のグレードが 全く違ければ 寿命は異なりますが、
大体は同じ塗料か、近いグレードの塗料を使用しているので『外壁の寿命はまだだから 』や『屋根の寿命が近いから』
等といった事は少ないため、確実に同じタイミングで工事を行う事をオススメ致します。
知識がない状態でのDIYは命の危険すらあり得る!?
予算の都合で、外壁塗装の全て もしくは一部を自力で施工しようとする方は多いです。
しかし、外壁塗装工事は高所作業になれたプロの外壁塗装業者から毎日、何人もの職人が作業を行い、
全ての工程を手分けして行う事で効率良く作業が出来ている訳であって、
DIYで素人が一人、二人といった少人数で出来るほど簡単なものではありません。
プロなら2週間で終わる工事が、素人で少人数でやるなら3ヶ月~半年以上の時間がかかり、
プロなら10年持続性がある塗料が、素人が塗ることで塗りムラが発生したり、汚れが落としきれていなかったりで
数年後にもう一度塗り替えなくてはならないなど、メリットは安く外壁塗装を済ませられるという事以外ほとんどありません。
塗装会社などに勤務しており塗装の知識が豊富な方や、
そして塗装が趣味という方以外は、絶対に安易なDIY塗装は行わない様にしましょう。
ちなみにそれまで塗装をやったことがない方の場合、塗装工事で使用する
刷毛・ローラー・バケツ・マスキングテープ・養生シート・塗料・足場など、
全てを自分で揃えなければならないので、安さというメリットもない可能性が出てきます。
また、現役の外壁塗装業者の職人でさえ、塗装工事中に安全対策を怠り足場から落下してしまったり
足場を持ちながら電線に接触するなどの死亡事故が起こる事もあるぐらい、外壁塗装工事は危険がたくさん伴う作業なのです。
コーキングだけ自身で行うというような一部分だけのDIYも、コーキング作業に入るタイミングが分からず、
業者さんとの連携がとれずに失敗する事が少なくありませんので、一部分だけでも出来る事であればDIYは避けておきましょう。
そして、根本的に溶剤系の塗料は資格が無ければ 作業は行えません。
また、塗る作業は出来ても 慣れない匂いや溶剤の作用によって 、
その場で倒れてしまったり最悪のケースは死に至る事も十分にあります。
溶剤塗料を使用する場合は、同時にシンナーを使用しますので 素人の方が安易に扱えるものではございません。
近年では、水性で人体に影響を与えない塗料もございますが、
どちらにせよ危険な作業になりますので、ご自身で施工を行うという事は避けて頂きたいと思います。